CURRICULUM
カリキュラム
前期カリキュラム
2024年9月 - 2025年2月 / 全20回
- 
						オリエン2024年9月5日(木) NXJI側紹介、塾生紹介、懇親会
歴史 ―失敗の本質―
- 
						第1回2024年9月12日(木) 戦前デモクラシーと戦後デモクラシー戦前から続く日本の民主主義の特質や課題、政治家に必要な説得力の意味や重要性を学び、過去の政治家の生き方や覚悟から、国民を説得し、未来を切り拓くリーダー像について考える機会となった。 コロンビア大学名誉教授 ジェラルド・カーティス 
- 
						第2回2024年9月19日(木) 「両大戦間期」:日本の岐路と日本外交の選択国際社会と日本の関わりを歴史的視点で学び、政治家に必要な歴史認識や俯瞰力、権限の所在を見極める力を再認識するとともに、歴史は未来を築く基盤であり、柔軟な視点を持ち、現代の政治や外交に活かしていく必要性を痛感する講義となった。 慶應義塾大学教授 細谷 雄一 
- 
						第3回2024年9月26日(木) 歴史戦と認知戦日本の歴史認識や国際社会での立ち位置、靖国・慰安婦問題を含む多様な課題を議論し、ナラティブ形成とリーダーシップの重要性を学んだ。政治家として権力を使いこなし、歴史を踏まえた意思決定を行う覚悟を新たにした。 元内閣官房副長官補 兼原 信克 
- 
						第4回2024年10月3日(木) 戦後の成功と失敗受講生は、危機管理の本質や国民とのリスク共有の重要性に加え、リーダーシップとは独裁ではなく、国民と共に戦う姿勢であると学び、歴史や事例を通じ、リスクコミュニケーションと危機対応のあり方を深く考える機会となった。 NXJI会長 船橋 洋一 
戦略 ―ビジョンとリアリズム―
- 
						第5回2024年10月10日(木) 石橋湛山石橋湛山の自由主義思想を起点に、自由と民主の緊張関係や言論の力、政治家のリーダーシップの本質を深く学んだ。人格を否定せず議論する姿勢、言葉の選び方、作法としての政治に触れ、理想と現実の統合に向けた行動の必要性を実感する回となった。 NXJI会長 船橋 洋一 
- 
						第6回2024年10月17日(木) 日中「戦略的互恵関係」の虚実日中関係の歴史と国内政治の相互作用、外交における派閥や人脈の重要性、固定観念に囚われず多様な視点で関係を捉える大切さを学び、リーダーとして歴史認識や国際感覚を磨き、実務的な外交力を養う必要性が共有された。 慶應義塾大学教授 井上 正也 
- 
						第7回2024年10月24日(木) 台湾有事は日本有事台湾有事の現実性と日本の安全保障の課題、米国の立場、日中の力学を学び、危機の兆候を掴む力と外交・軍事・経済を包括した抑止戦略の必要性に加え、国民への意識醸成やリスクコミュニケーションの重要性も強調された。 アジア・パシフィック・イニシアティブシニアフェロー 尾上 定正 
- 
						第8回2024年10月31日(木) 自由で開かれたインド太平洋インド太平洋地域における日本の立ち位置や戦略を多角的に学び、インドの重要性、経済連携や安全保障における具体的な動きへの理解が深まった。海外市場の可能性や信頼できる国との協力の大切さ、また実行力を伴ったリーダーシップの必要性が共有された。 国際協力銀行取締役会長 前田 匡史 
- 
						第9回2024年11月7日(木) 政治家では人口問題の解決は無理なのか日本の少子高齢化問題の現状と課題を多角的に学び、社会規範や価値観の転換、行動変容、政治家としての説得力、具体的なアクションの必要性が共有された。受講生は未来への責任を果たすリーダーシップの重要性が受講生の印象に残った。 内閣官房参与 山崎 史郎 
統治 ―決める力と成し遂げる力―
- 
						第10回2024年11月14日(木) 構造改革はなぜ、進まないのか日本の構造改革の困難さと、対立軸の必要性、意思決定プロセスの改善、法制度改革の視点、規制改革の具体的進め方など、実例を交えて多角的に学んだ。政策実現のための「How」にも着目し、行動への意識を高めた講義であった。 政策研究大学院大学学長 大田 弘子 
- 
						第11回2024年11月21日(木) 政権交代と民主主義特別公開講義として実施し、100名を超える聴衆が政権交代の意義、政治家としての覚悟、地道な努力の重要性について、野田元総理のリアルな経験談と共に学んだ。日本政治の課題や多様性の必要性、党首討論への思い、政治家としての姿勢に関する深い洞察も共有された。 衆議院議員 野田 佳彦 
- 
						第12回2024年11月28日(木) 日本の政治と米国の政治アメリカの大統領選や政治のダイナミズムを現場の視点から学び、分断の背景や日本外交の対応の在り方を考える時間となった。大統領制の特性や政党構造、メディア影響などの複雑性も共有され、アメリカ政治の深層と日本への示唆を得た。 早稲田大学教授 中林 美恵子 
- 
						第13回2024年12月5日(木) 政軍関係と国家安全保障会議安全保障・危機管理を巡る国の意思決定の現場を具体的に学び、有事への備えと平時の対応の両立、スピード感ある判断力の重要性が強調され、安全保障教育の必要性や地方自治体の役割といった新たな視点も議論された。 元国家安全保障局次長 高見澤 将林 
- 
						第14回2025年12月12日(木) 憲法改正はなぜ、できないのか憲法改正の現実的な進め方や取り組むべき課題を、国会内外の空気感や経験談を交えて学んだ。改正には粘り強い努力と段階的なアプローチが必要であり、国民理解の醸成も重要であることが強調された。 衆議院議員 船田 元 
政治家の面目と実像 ―<長期・全体・グローバルというリテラシー>―
- 
						第15回2025年1月9日(木) 沖縄の県知事たちは何と格闘したのか沖縄への熱い想いや現場感覚をもとにした講義から、妥協なき姿勢、正論を貫く重要性を学んだ。受講生にとって沖縄の歴史や課題に向き合う視点を得るとともに、地域や国のために本気で何ができるかを自ら問う機会となった。 元衆議院議員 下地 幹郎 
- 
						第16回2025年1月16日(木) 安倍晋三安倍政権の実像や統治手法について、取材を通じて深く掘り下げた知見が共有された。リーダーシップの要諦、政策優先順位の決定、政治家の情熱と覚悟、理念の言語化と分断への向き合い方など、政治家の振る舞いと統治の本質について多面的に議論された。 NXJI会長 船橋 洋一 
- 
						第17回2025年1月23日(木) 大平正芳大平正芳の思想やリーダーシップ論を通じ、言葉の重み、少数意見の尊重、中庸の哲学の重要性を学ぶとともに、政治家としての信念や自己の立場を貫く姿勢、そして長期的視野での国家運営の必要性を深く理解する機会となった。 東京大学名誉教授 御厨 貴 
- 
						第18回2025年1月30日(木) ワークショップ塾生同士の白熱した議論を通じて、積極財政・緊縮財政の是非、政府効率化の可能性、政策決定の難しさについて多角的に意見をぶつけ合い、学び合う貴重な場となった。各人の知識や視点が交錯し、相互理解を深める機会となった。 
- 
						第19回2025年2月6日(木) ワークショップ議員の力関係や予算配分、主権者教育など幅広いテーマで予定時間を超えるほどの議論が行われた。多様な視点を交わし、合意形成の難しさと面白さを実感した一方で、個々の知識をより深める必要性も共有された。 
- 
						第20回2025年2月13日(木) 政治家が歴史に学ぶとき講師の歴史に対する知見の深さに圧倒されながら、原敬の役割や「自ら縁を切らない」姿勢、政治家の覚悟、多様な経験の重要性、ハイリスクを取る勇気などを学び、実践知としての政治家の在り方を深く考え共有する機会となった。 衆議院議員 斎藤 健 
- 
						第21回2025年2月23日(木) 官房副長官をして分かった統治と政治「官僚機構」「党/会派」「国民」の三者の関係性と、それにどう対応するかについて語られた。特に、官僚や議員をまきこみ、国民に説明し納得を得る力が統治の根幹であり、風を読みすぎず、乗りすぎずのバランス感覚が不可欠であると示された。 衆議院議員 木原誠二 
- 
						第22回2025年2月27日(木) わが父 小渕恵三政治家の子育てや家庭との両立、世襲議員としての苦悩や覚悟、また選挙や支持基盤との関係性など、講師ならではの経験と視点から、政治家としての「宿命」「運命」「使命」を語られた。特に「誠実に向き合う姿勢」の重要性が強調された。 衆議院議員 小渕優子 
後期カリキュラム
2025年3月 - 2025年8月 / 全20回
選挙・政治資金・国会
- 
						第1回2025年3月6日(木) 自民党幹事長 =権力と人間力=自民党幹事長を軸に戦後政治の歴史を俯瞰し、田中角栄の人心掌握術、政治家の資質としての人間力や政策力の重要性、与野党間の議論の必要性、組織の硬直性や世襲の問題点など、多角的な視点から政治を考えるきっかけとなった。 ジャーナリスト 星 浩 
- 
						第2回2025年3月13日(木) 私の政治家人生政治は理性、選挙は感情という原則、交渉における受け止める姿勢、仲間の心を掴む大切さ、政策実現には人脈や信頼構築が不可欠であることなど、政治家としての在り方、選挙の現実、外交交渉の本質について多くを学んだ。 前衆議院議員 甘 利明 
- 
						第3回2025年3月27日(木) 官邸官僚が見た官邸主導政治官邸主導政治の実態や政治主導の限界、官僚を信頼し協力を得る大切さ、危機管理時の柔軟性と現場対応力、警察組織の特性や縦割りの弊害など、政治の現場で求められるリーダーシップや組織運営の要諦を、多角的かつ実践的な視点で学ぶ機会となった。 第29代警察庁長官 中村 格 
- 
						第4回2025年4月3日(木) 国会対策委員長:政治における情と奥行き合意形成を図る重要性や、選挙が軍事力を伴わない内戦であるという緊張感、政治家としての誠実さ、熱意、志を持って活動する覚悟、そして多様な意見を尊重し、対立ではなく対話を重ねていく姿勢が政治における要諦であることが強調された。 元衆議院議長 大島 理森 
- 
						第5回2025年4月10日(木) 国家安全保障は票にならないのか?現実的な視点、外交交渉の現場感覚、国民への説明責任の重み、政治家としてのリーダーシップの重要性について語られた。官僚組織との信頼関係や役割分担のあり方、国会審議を通じた議論の積み重ねが、健全な民主主義を支える基盤であることが強調された。 衆議院議員 小野寺 五典 
政策の鬼
- 
						第6回2025年4月17日(木) 日本の政治はなぜエネルギー政策最適解を解けないのか?歴史的視野での大局観、再エネの可能性、地政学的リスク、国力の基盤としてのエネルギー安全保障の重要性について解説され、着眼大局・着手小局の姿勢、理想論に固執せず現実を見据えた柔軟な意思決定の大切さが共有された。 元経済産業省次官 嶋田 隆 
- 
						第7回2025年4月24日(木) 公職選挙法と政治規制法の要諦公職選挙法・政治資金規正法の構造と運用実態、政治活動・選挙活動の境界、制度の持つ矛盾、リスクマネジメントの重要性などが、制度内で戦略的かつ誠実に活動する講師の姿勢とともに示された。現行制度を十分に理解して実務にあたるべきことが共有された。 選挙プランナー 松田 馨 
- 
						第8回2025年5月1日(木) 議員立法の上手なつくりかた衆議院法制局の役割と議員立法過程、法案作成の留意点について解説され、目的の明確化、正確・簡潔・平易な文言、議員の意思の具体化の重要性、理屈が通らない場合もあること、立法は政治活動の一環であり、合意形成力と柔軟性が必要であることが示された。 衆議院法制局長 橘 幸信 
- 
						第9回2025年5月8日(木) 国会議員と政令指定都市首長:どこがどう違うのか首長と国会議員の役割や責任の違い、経営者マインドの重要性、外部人脈の活用、市民との対話の大切さ、政策形成における大局観と現場感覚の融合、持続可能性と市民参加を軸とした「まちづくり」や「新しい公共」の具体的な視点についての講義が行われた。 京都市長 松井 孝治 
- 
						第10回2025年5月15日(木) 連立政権をいかに維持するか公明党の連立戦略と合意形成力の重要性、政治家としての人格や姿勢、党派を超えた対話の必要性について学んだ。特に連立政権の持続には、妥協と信頼、具体的な仕組みづくり、他党や官僚との柔軟なコミュニケーションが不可欠であることが強調された。 参議院議員/元公明党代表 山口 那津男 
ステークホルダー(メディア、政策起業家)
- 
						第11回2025年5月22日(木) トランプカオスと「アメリカの世紀」の終焉トランプ政権の経済政策を、関税・通貨・防衛の三位一体戦略として捉え、貿易不均衡の本質は投資と貯蓄の不均衡にあること、世界の混乱を逆に活かす重要性が強調された。経済安全保障やAI、資源問題など、複雑な課題への冷静な分析と前向きな想像力を持ち、行動する視座が求められた。 NXJI会長 船橋洋一 
- 
						第12回2025年5月29日(木) 選挙戦略を作る:都知事選、衆議院選、兵庫県知事選の事例研究候補者自身のSWOT分析から、情勢調査、対抗馬分析、選挙区の地理的・人口的構造まで踏み込んだ戦略構築が提示され、終盤はグループごとにケーススタディも行った。限られた予算と人材をどのように配置すべきかという実践的問いに具体的解を与え、選挙とは準備で勝敗が決するという現実を示す講義であった。 選挙プランナー 松田 馨 
- 
						第13回2025年6月5日(木) 経済人が政治に求めること――経済財政諮問会議の10年船橋会長との対談形式で進められ、昭和から令和への転換点に立つ今、政治家が果たすべき役割が問われる回となった。好奇心と行動力を武器に、自ら学び、現場での実践を積み重ねる姿勢と、財政や社会保障に関する現実を直視し、制度そのものに切り込む視点が重要であることが提起された。 サントリーHD 代表取締役会長 新浪 剛史 
- 
						第14回2025年6月12日(木) broadlisteningのマニフェストーー掴む、磨く、伝える政治「ブロードリスニング」により、市民の多様な声を効率的に集約し、政策形成に反映する仕組みが、政治への無関心を打破する手段になり得ることが示された。AIには限界があり、責任や感情理解といった人間固有の役割が不可欠であることも強調され、今後のリーダーはテクノロジーの力を理解しつつ、適切に活用する姿勢が求められることが提起された。 AIエンジニア 安野 貴博 
- 
						第15回2025年6月19日(木) 長期安定政権を作るには首相官邸での実務経験を踏まえ、リーダーに求められる資質として「決断力と任せる力」「見極める力とチームを作る力」「体力と気力」、すなわち「センスと筋肉」の重要性が語られた。長期安定政権の実現には、不人気でも必要な改革に踏み込む覚悟が求められることも強調された。また、政治家の本質を有権者に届ける選挙戦略や、国民感情と専門知の調整が政治家の役割であることも学びとなった。 衆議院議員 村井 英樹 
- 
						第16回2025年6月29日(木) 女性議員にもっと活躍してもらうためには何が必要か政治家に求められる資質として「明るさ・厚かましさ・しつこさ」が強調され、加えて自らの「過去・現在・未来」を一貫したストーリーとして語ることの重要性が示された。危機管理の視点からは「謝るリスクより謝らないリスクの方が大きい」との考えが共有され、政治家としての信頼をどう築くかの実践的な知見が得られた。政治家の覚悟とリアリティが深く伝わる講義となった。 衆議院議員 塩崎 彰久 
- 
						第17回2025年7月3日(木) 政治家の心構え講義では、政治家としての原点と心構えが語られた。政治とは「声なき声に耳を傾ける」営みであり、論破せず、批判の中にある“変えてほしいという期待”を受け止める姿勢が大切であると説かれた。また、政治家は夢を語り、社会像を描く存在であるべきと強調。譲れるところは譲り、信念を曲げない部分では折れないこと、そして多趣味を持ち人を好きになることが、人間としての厚みを支えると示された。 令和政経義塾塾長/元衆議院議員 糸川 正晃 
最終
- 
						第18回2025年7月10日以降の木曜日 ストーリー(自伝)づくりや理想の政治家像の研究、卒業プレゼンに向けて自らが設定した個別テーマの深掘り
- 
						合宿2025年8月1日~3日 全塾生合宿
- 
						最終回2025年8月中下旬 卒業プレゼン