CURRICULUM
カリキュラム
前期カリキュラム
2025年9月 - 2026年2月 / 全22回
前期
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オリエン
2025年9月11日(木)
NXJI側紹介、塾生紹介
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第1回
2025年9月18日(木)
なぜ、「長期最適、全体最適、グローバル」なのか
講義では、「長期最適・全体最適・グローバル」という視点の重要性が、湾岸戦争、尖閣諸島問題、福島第一原発事故、プラザ合意など戦後日本の“実質的敗戦”の事例とともに語られた。政治や社会をエコシステムとして捉え、短期的・部分的な利害ではなく、未来世代に資する選択を重視する思考が求められるとされた。また、政治家には自身の「過去・現在・未来」を一貫したストーリーとして語り、有権者をナラティブで包み込む力が必要であるとの指摘があり、歴史への洞察と未来への構想力が不可欠であることが印象づけられた。
NXJI会長
船橋洋一
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第2回
2025年9月25日(木)
国会における憲法論議
講義は、戦後の憲法「論議と運用」の歩みを俯瞰し、吉田茂や極東委員会の逸話、明治憲法を担った伊藤博文・森有礼への言及を交え、憲法の二面性(授権/制限)と「ホップ→ステップ→肉離れ」に象徴される実務の難しさを解説。緊急時と平時、統治機構、9条2項、国家目標性などを整理し、理想の一本化より「最大公約数=モザイクの妥協」と“憲法に過大な期待を置かない”距離感を提案。改憲に固執せず法律で前進する現実解、与野党の根回しとタイミングの要諦も学んだ。
衆議院法制局長
橘幸信
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第3回
2025年10月2日(木)
日本の外交政策
講義では、日本が直面する安全保障環境を現実主義で捉え直し、ロシア・中国・北朝鮮への同時対応と日米同盟の不確実性を直視すべきと説明があった。軍事だけでなく、経済・技術・サイバー・文化を束ねる総合的な安全保障が強調され、ODAや防衛装備移転の活用、人と人の信頼で動く“外交の現場”の重要性が具体例とともに提示された。そのうえで、各国が日本をどう見ているかを学び、自助と同盟を両立させ、常に「自分が最終決裁者ならどう判断するか」を思考する姿勢が求められた。
元外務事務次官
秋葉剛男
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第4回
2025年10月9日(木)
日本の安全保障政策
国際秩序が急変する中、日本の安全保障をいかに再構築するかを問う講義となった。講師はは、国際政治を「力・利益・価値」の三体系として捉え、防衛力は抑止のみならず外交の信頼を支える基盤であると指摘し、財源確保や自衛官の処遇改善、官民連携によるサイバー防衛強化を課題に挙げた。日米同盟を軸にしつつ、インド・豪・フィリピンなど価値観を共有する国々との「合従連衡」、第一列島線防衛とエネルギー安全保障を重視。日本らしい柔軟な戦略で平和を守る構想が示された。
前防衛事務次官
増田和夫
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第5回
2025年10月16日(木)
日米同盟:5つの危機;5つの克服
日米同盟の5つの危機(安保騒動、ニクソンショック、湾岸戦争、北朝鮮危機、民主党政権期)を踏まえ、同盟の要は日本が米国にとっての戦略的価値を示し、有事を想定した平時の継続対話と訓練を重ねることだと指摘。質疑・討議では、平和安全法制の意義、自立性を高める情報機能・共同演習・官民対話、AI・無人化で「ロボティクス大国」を目指す案を議論。有事の決断を見据えた覚悟も促された。
防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室長
千々和泰明
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第6回
2025年10月23日(木)
台湾有事は日本有事
講義では、「台湾海峡の平和と安定」を主題に議論が交わされた。講師は、台湾有事を未然に防ぐことが最優先であると述べると同時に、万一事態が発生した場合に備え、複数のシナリオを平時から想定し、迅速な意思決定を可能にするためのシミュレーションをしておく重要性を語った。 今回の講義の2日前に尾上先生は内閣総理大臣補佐官に就任し、そんな尾上先生から今の日本の安全保障について生の声を聞くことができる貴重な会となった。
アジア・パシフィック・イニシアティブシニアフェロー
尾上定正
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第7回
2025年10月30日(木)
象徴天皇制を守るために
講義では象徴天皇制の核心に迫った。戦後、天皇を政治から切り離すため「象徴」という概念が導入されたが、その意味を十分に議論する時間となった。ディスカッションでは「天皇以外の象徴」も議論され、井上氏は「統合するが崇拝はされず、異なる価値観を包み込む理念的存在」が必要と指摘。象徴は制度以上に理念が人々を結びつける基盤だと強調された。
ジャーナリスト
井上亮
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第8回
2025年11月6日(木)
沖縄を知らずして日本の国会議員はできない
講義では、「沖縄を知らずして日本の国会議員はできない」と題し、沖縄が歴史的に日本へ果たしてきた三つの貢献が示された。一方で、地位協定の不平等や基地負担、振興策の限界など「対価なき貢献」が続く現状を指摘。台湾有事の最前線となる沖縄の重要性を踏まえ、基地を「負担」ではなく「経済成長の資源」へ転換する政府改革と、予算依存から脱した沖縄自身の自立改革を提起した。最後に、人命を守りつつ時機を見て立ち上がるという“生き残る政治”の姿勢を訴えた。
元内閣府特命担当大臣/元衆議院議員
下地幹郎
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第9回
2025年11月13日(木)
エネルギー、グリーン、原発、みんなやるっきゃない
エネルギー政策は国家の存立に直結する「核心領域」であり、すべての課題を同時に満たす解は存在しないため、政治家は揺るぎない判断軸を持つ必要があると強調された。質疑では、原子力技術を維持する国が世界で限られる中、日本の選択が国際秩序に影響すると指摘。ディスカッションでは、再エネとベース電源の機能分担や地熱・ペロブスカイト等の新技術が議論され、保坂先生は「前提が変わった今こそ、長期視点でエネルギー構造を作り替える決断が必要」と述べた。
元経済産業審議官
保坂伸
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第10回
2025年11月20日(木)
政府を破綻させない:社会保障を破綻させない
講師からは、私たちを取り巻く経済環境と、持続可能な社会を構築するために向き合うべき喫緊の課題について、長年にわたる深い洞察に基づく「財政のリアル」を、中身に触れずに語っていただき、義塾生の知的好奇心と危機感を強く刺激するものとなった。質疑応答終了後も熱意ある義塾生の個別の質問に応じられ、22時半まで時間を割いて懇切丁寧にお話しくださり、義塾生一人ひとりの学びに対する真摯な姿勢と、日本の未来に対する強い責任感を肌で感じることができた、大変貴重な時間となった。
元財務事務次官
矢野康治
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第11回
2025年11月27日(木)
自民党税調インナーの正体
講師からは、税制をめぐる意思決定の現場や、日々の政治・行政の中で向き合うべき論点について、長年の経験に基づく「税制のリアル」を、包み隠さずお話しいただき、義塾生に深い示唆と緊張感をもたらす時間となった。さらに質疑終了後も、熱心な義塾生の個別の質問に丁寧にお答えくださり、夜遅くまで時間を割いていただき、若い世代に対する誠実な姿勢と、未来に向けた責任感に満ちた、大変貴重な学びの場となった。
自民党前税制調査会長/参議院議員
宮沢洋一
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第12回
2025年12月4日(木)
国富を増やす、資産を使う
前年金積立金管理運用独立行政法人 CIO
植田栄治
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第13回
2025年12月11日(木)
人口減少対策:まだ、できることがある
内閣官房 全世代型社会保障構築本部総括事務局長
山崎史郎
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第14回
2025年12月18日(木)
日本の政治に「改革」を取り戻す
政策研究大学院大学学長
大田弘子
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第15回
2026年1月8日(木)
日本という国家:『本居宣長』及び『西郷隆盛』を読む
社会構想大学院大学社会構想研究科教授
先崎彰容
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第16回
2026年1月15日(木)
いま、石橋湛山を読み返す
東京大学教授
境家史郎
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第17回
2026年1月22日(木)
わが祖父 中曽根康弘
衆議院議員
中曽根康隆
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第18回
2026年1月29日(木)
安倍晋三のグランド・ストラテジー
NXJI会長
船橋洋一
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第19回
2026年2月5日(木)
通商交渉と政治リーダーシップ
元経済産業大臣/衆議院議員
齋藤健
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第20回
2026年2月12日(木)
長期安定政権を創る為に
元内閣官房副長官/衆議院議員
村井英樹
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第21回
2026年2月19日(木)
与党の国会対策;野党の国会対策
衆議院議員
安住淳
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第22回
2026年2月26日(木)
政権担当能力とは何か
国民民主党代表/衆議院議員
玉木雄一郎
後期カリキュラム
2026年3月 - 2026年8月 / 全17回
後期
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第23回
2026年3月5日(木)
連立政権と「政治における情」
公明党政務調査会長/衆議院議員
岡本三成
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第24回
2026年3月12日(木)
総理として見えた風景=公開講座=
第100代内閣総理大臣/衆議院議員
岸田文雄
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第25回
2026年3月19日(木)
グローバルな視点と国益
衆議院議員
木原誠二
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第26回
2026年3月26日(木)
公職選挙法と政治資金法
選挙プランナー
松田馨
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第27回
2026年4月2日(木)
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第28回
2026年4月9日(木)
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第29回
2026年4月16日(木)
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第30回
2026年4月23日(木)
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第31回
2026年5月7日(木)
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第32回
2026年5月14日(木)
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第33回
2026年5月21日(木)
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第34回
2026年5月28日(木)
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第35回
2026年6月4日(木)
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第36回
2026年6月11日(木)
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第37回
2026年6月18日(木)
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第38回
2026年6月25日(木)
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第39回
2026年7月2日(木)
最終
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2026年7月9日(木)、16日(木)
ストーリー(自伝)づくりや理想の政治家像の研究、卒業プレゼンに向けて自らが設定した個別テーマの深掘り
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2026年7月18日(土)~20日(祝・月)
全義塾生合宿@軽井沢